弥生祭〜春告げ祭〜弥生祭1弥生祭2弥生祭3弥生祭4弥生祭5

4月17日[例大祭] (三神輿本宮神社渡御祭さんしんよほんぐうじんじゃとぎょさい

 10時から二荒山神社年間最大の祭典さいてんである例大祭が,氏子崇敬者うじこすうけいしゃ多数が参列さんれつし,神前に海や山のさち多種の神饌しんせんそなえられ,代表者による「玉串奉奠たまぐしほうてん」が行われ,氏子の安全・国家の平穏へいおん祈願きがんされます。
 12時30分ごろから,三基の神輿は行列ぎょうれつととのえて本宮に向かいます。拝殿(6)を出発しゅっぱつし,上神道かみしんみち・東照宮表門前・中山通なかやまどおり長坂ながさかを通って本宮へと進みます。この行列には,神輿しんよの他に獅子しし鉄砲てっぽうやり稚児ちごなど約200人の氏子が奉仕ほうしします。本宮拝殿(14)では,古式こしきゆかしい祭典さいてんが行われ,神輿は下神道しもしんみちを通って14時頃本社に還り,「本祭り」のすべての祭典が終了します。

4月17日(つけ祭り)
 大祭当日とうじつ東町ひがしまち西町にしまち家体やたいがそれぞれぞれ当番町とうばんちょう先頭せんとうに二荒山神社鳥居とりい前に集合・合流 し,境内けいだいみます。そして,弥生祭最大さいだいの ハイライトである各町内への挨拶回あいさつまわり 「名刺交換めいしこうかん」が行われます。それが無事ぶじに終わ ると本殿(3)にお囃子はやし奉納ほうのうするために 「神明廻しんめいまわり」が行われます。その後はりき事項じこうしたがって,「拝殿前手打はいでんまえてうち式」 「東照宮参拝さんぱい」「御物見おものみ前手打ち式」「家体伝達式でんたつしき」を行い,東西りょう当番町を先頭に各町帰路きろにつきます。

名刺交換めいしこうかん](最大のハイライト)
 頭役とうやく羽織袴姿はおりばかますがた)に引率いんそつされた行事(かみしも姿)2名が自町名じちょうめいの書かれた大型おおがたの名刺をって各町に挨拶に出向でむきます。その時の使者ししゃ口上こうじょう以下いかのようです。
*口上・・・口で言うこと。あいさつ。
 「○○町からまいりました。当日とうじつはおめでとうございます。ご町内ちょうない一同様いちどうさまによろしく。」
みじかい口上ですが、「ごた」の原因げんいんともなるこの儀式には緊張きんちょういられます。

神明廻しんめいまわり) 弥生祭に家体を献備けんびした町内の全家体が,拝殿はいでん本殿ほんでんせまい間をとおり,本殿に向かって拝礼はいれいし,とおける行事を,通称つうしょう「神明廻り」と言う。
拝殿前手打はいでんまえてうしき 東町8か町・西町4か町の家体が「神明廻り」 終了しゅうりょう後,12か町の自治会長じちかいちょう祭儀部長さいぎぶちょう筆頭頭役ひっとうとうやくが拝殿前に集合し,伝統でんとうある弥生祭が無事終了したことを神前しんぜん奉告ほうこくするとともに,次年度じねんど再会さいかい確認かくにんする。その後,「3・3・1」の日光じめで式は終了する。