強飯式1強飯式2強飯式3強飯式4強飯式5強飯式6強飯式7強飯式8

[生岡いきおか神社子供強飯ごうはん式]
◇「子供強飯式」って何?
日光市七里にある生岡神社に神様をまつ儀式ぎしきとして昔から伝えられている『お飯食はんじき案内あんないもん』『春駒はるこま』『強飯式』の3つの儀式を「生岡神社強飯式」と言います。この「強飯式」は,子供がえんじるので「子供強飯式」とも呼ばれています。毎年11月25日に生岡神社で,3つの儀式が3回くり返して行われます。

◇「子供強飯式」は,いつ頃から始まったの?
「生岡」とは,日光山の神様が生まれたところという意味です。そこにある生岡神社は,昔は,お寺で『生岡大日堂だいにちどう』と言いました。江戸時代になると,生岡大日堂に,仏様の教えを学ぼうとたくさんお坊さんが集まりました。そこに,輪王寺のお坊さんが来ておこなっていたのが,「強飯式」でした。それが,明治時代の神仏しんぶつ分離令ぶんりれい*10により,生岡大日堂は,神社になり生岡神社となりました。しかし,お寺ではなくなったので,輪王寺のお坊さんによる強飯式ができなくなりました。そこで,地元の青年が復活ふっかつさせ,しだいに高等こうとう小学生(今の中学生)が行うようになり,今では,小学生でも良いことになりました。
*10 神様と仏様を分ける命令のことです。

◇「子供強飯式」の御利益ごりやく
子供強飯式に参加した頂戴人ちょうだいにんや子供強飯式を見に来た人々は,生岡神社の神様が守ってくださり,七難しちなん即滅そくめつ七福しちふく即生そくしょう(全ての災難さいなん困難こんなんがなくなり,全ての幸せが生まれる)・家運かうん長久ちょうきゅう(家族が元気で,商売もうまくいき,全ての願い事がかなえられる)など,願いがかなうと言われています。

◇「子供強飯式」の子供達