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陽明門
(
ようめいもん
)
前には、シャンデリア型(
釣燈籠
(
つりどうろう
)
)、スタンド型(
蓮燈籠
(
はすどうろう
)
)、
回転燈籠
(
かいてんどうろう
)
と
釣鐘
(
つりがね
)
があります。
三基
(
さんき
)
の燈籠はオランダ
商館
(
しょうかん
)
が
将軍家光
(
しょうぐんいえみつ
)
に献上したものです。釣鐘は
朝鮮
(
ちょうせん
)
から献上されたものです。また、
回廊南側外壁
(
かいろうみなみがわがいへき
)
に取り付けられたブラケット型
灯架
(
とうか
)
(
燭
(
しょく
)
台
(
だい
)
)12
基
(
き
)
もオランダから献上されたものです。
シャンデリア型(釣燈籠)
スタンド型(蓮燈籠)
回転燈籠
寛永
(
かんえい
)
13年(1636年)に
奉納
(
ほうのう
)
寛永17年(1640年)に奉納
寛永20年(1643年)に奉納
回廊南側外壁に取り付けられたブラケット型灯架(燭台)には、
イルカのデザインが
用
(
もち
)
いられています。
ヨーロッパでは、イルカは「海の
騎士
(
きし
)
」とも
呼
(
よ
)
ばれていたそうです。
@
逆
(
さか
)
さについた
葵
(
あおい
)
の
紋
(
もん
)
オランダから献上された回転燈籠についています。
A
飛
(
と
)
び
越
(
ご
)
えの
獅子
(
しし
)
陽明門前の
石段
(
いしだん
)
を上がると、石の
瑞垣
(
たまがき
)
の左右から、石で
彫刻
(
ちょうこく
)
した獅子が向かい合ってにらめっこしています。
家光が東照宮ができあがったというので見に来た時、陽明門の
規模
(
きぼ
)
が小さくて気に入らず、
機嫌
(
きげん
)
が悪くなったが、近づいてよく見ると、門が
杉
(
すぎ
)
のなかに
燦爛
(
さんらん
)
と
輝
(
かがや
)
いている。家光はとても気をよくしたが、
急
(
きゅう
)
に
笑顔
(
えがお
)
を見せるのもおかしい。そこで、近くにあった獅子の彫刻に目をとめ「
誠
(
まこと
)
によい」と、石の彫刻にかこつけて機嫌がなおったという話があります。