境内末社〔日枝神社 大国殿 朋友神社〕|銅灯籠(化灯籠),二荒霊泉


銅灯籠(どうとうろう)化灯籠(ばけどうろう)
どうして、化灯籠なの?
 夜ふけに火を (とも)すと、ゆらゆらと(あや)しげな姿(すがた)に変わるため警固(けいこ)の武士に切りつけられ、たくさんの(かたな)きずがあるからといわれています。しかし、(やみ)の中で風に()れる灯籠の火はそれだけで不気味(ぶきみ)でお化けのようです。
これが切りつけられたきずの (あと)だ!
きずの跡
お化けの
正体(しょうたい)は?
重要文化財(じゅうようぶんかざい)指定(してい)されている唐銅製春日造(からかねせいかすがづく)りの灯籠(鎌倉時代)
 灯籠に使っていたナタネ油をなめにきたモモンガかムササビだったということらしい。
    他にも3つの伝説があるよ!
@   灯籠が (みの)を着て(かさ)をかぶり出歩いていた。  
A   灯籠に油を ()し明かりをつけるが消えてしまう。灯籠が油をなめてしまうからだと、こらしめに灯籠を切りまくった。
B   灯籠が人間に ()わり簑を着て立っていた。その簑坊主(みのぼうず)を切り()せたが灯籠に早替(はやが)わりした。
二荒霊泉(ふたられいせん)

二荒霊泉
【二荒霊泉】
 この(いずみ)(みず)は、()病気(びょうき)()く といわれている「薬師(やくし)霊泉(れいせん)」と、おいしいお(さけ)ができるといわれている「酒の泉」の水が合流(ごうりゅう)して、この場所(ばしょ)(なが)れてきています。
 (むかし)は、「酒の泉」は、本当(ほんとう)にお酒の(あじ)がしたといわれていますが、今は残念(ざんねん)ながらお酒の味はしません。