二荒山神社とわたしたち ページ1ページ2ページ3ページ4


7月31日から8月8日にかけて、日光二荒山ふたらさん神社における年間最大の祭典さいてん、「男体山登拝講社大祭とうはいこうしゃたいさい」が行われます。これは二荒山神社のご神体山である男体山の登拝修行しゅぎょうの祭りであり、この1週間にかぎって夜間登拝がゆるされています。おはらいを受け、午前0時を待って登拝、山頂奥宮さんちょうおくのみやに詣で、早朝のご来光らいこうはいし、家内安全・諸願成就しょがんじょうじゅ祈願きがんします。男体山中腹ちゅうふく中禅寺湖湖畔ちゅうぜんじここはんのぞ中宮祠ちゅうぐうしを出発し、男体山頂上にある奥宮を目指します。期間中は諸祭典のほか、奉納ほうのう花火、深山踊みやまおどりり、神輿巡行みこしじゅんこうなどが行われ、全国から数万人におよぶ登拝者が集まります。今回は、筆者も登ってみました。そのときにった写真とともに、登拝体験記たいけんき紹介しょうかいしていきます。



1, 中宮祠(登拝口)
登拝期間中、登拝門がきれいにかざけられます。登拝者の心得こころえをしっかり読んで、出発!1合目で二荒山大神ふたらやまのおおかみに手を合わせることができました。これは、奥宮まで登れない人のために作られたものです。

2, 二荒山大神の石碑(せきひ)

3, 4合目の鳥居
3合目までは山道、3合目から4合目にかけてはアスファルトを歩きました。道中は、4合目の鳥居とりいをくぐったここからがけわしくなるとのこと。ゴツゴツした石の上をすべらないよう注意して歩きました。

4, 険しい山道

5, 滝尾神社の賽銭箱(さいせんばこ)
8合目で滝尾たきお神社に到達とうたつ苦難くなんの道を乗りえてのものだけに、大きなよろこびがありました。ひと休みをして、再び出発!ここからの道は、さらに険しさをしました。気合いを入れて、がんばりました。

6, 険しさを増す山道

7, 美しい風景(ふうけい)
山頂へ近付くにつれて、見渡みわたす景色はどんどん美しくなっていきました。体のつかれをいやすには十分です。ここまで登ってきた充実感じゅうじつかんつつまれました。あとひとり。両足に力をこめて、登りました。

8, 中禅寺湖を望む

9, 二荒山大神の銅像(どうぞう)
出発から3時間半。ついに奥宮までたどり着きました。ひたすら感動!この気持ちは、自分で登ってみないと伝わらないかもしれません。みなさんも登ってみては、いかがでしょうか。

10, 男体山の山頂