日光二荒山神社日光市と二荒山神社の位置


二荒山神社

◎ なぜ「二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)」という名前がついたのだろう?

『日光』という地名と,深く関係があると言われています
@むかし,アイヌの人のことばでクマザサを「フトラ」とよんだ。
 日光の山にはクマザサが多いの で,「フトラの多い山」といったのがだんだんなまって『フタラ』になり,それに『二荒』の字をあてた。
B勝道上人が登ったころ,男体山は仏様の教えの中にある山の名をとって「補陀落山(ふだらくさん)」とよばれた。そのフダラクがフタラクとなり,やがて『フタラ』になって『二 荒』の字をあてた。
D日光は,むかし,大日如来(だいにちにょらい)という仏様が現れたところといわれていた。お経の中に,「大日如来の光明(こうみょう)」という言葉があり,その中の「日」と「光」をとって日光とつけられた。



二荒山神社(弥生祭・4月17日)

A日光の山の代表は男体山(なんたいさん)女峰山(にょほうさん)
 男体山は男の神様,女峰山には女の神様が現れたので,「二現山」と言ったのが,フタアラとなり,やがて『フタラ』となり『二荒』の字をあてた。

C馬返(うまがえし)の上にびょうぶ岩という切り立った岩山があり,そこに風穴(かざあな)という大きなほら穴があった。
 むかしはその風穴から春と秋の2回,大風が吹き出して天気が荒れた。1年に2回荒れたので『二荒(フタアレ)』と言ったが,やがて『二荒(フタラ)』になった。

 これを,弘法大師(こうぼうだいし)が日光に来たときに音読みの『二荒(ニコウ)』にし,「日光」の字をあてるようになった。

 
いろいろな説がありますが,まとめてみると…
(1)フトラ (ふたあら)
(ふたら)
二 荒
(にこう)
(にっこう)
日 光
(2)二現(ふたあらわれ)
(3)補陀落(ふだらく)
(4)二荒(ふたあれ)
(5)大日如来の光明 大日/光明