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「千人武者行列」とは、東照宮のお祭りの中で最も大きな神事しんじで、元和げんな3年(1617年)に久能山くのうざん静岡県しずおかけん)から徳川家康公とくがわいえやすこう神霊しんれい(神様)を日光にうつしたときの行列(日光遷座にっこうせんざと言います。)を再現さいげんしたものです。行列の中心は三基さんき神輿みこし神輿舎しんよしゃを参照)で、そのほかにたくさんの衣装いしょうを着た人々が参加さんかしています。その人数は約1200人で、行列の順番や数もきちんと決められています。
千人武者行列は、春と秋の二度行われますが、春は5月17日午前10時から本社ほんしゃにおいて例祭れいさいと呼ばれる祭典さいてんが行われます。東照宮におまつりされている徳川家康公、豊臣秀吉公とよとみひでよしこう源頼朝卿みなもとのよりともきょう三柱みはしらの神様は、夕方、三基の神輿に乗って西隣にしどなりの二荒山神社に移動し、宵成祭よいなりさいという祭典が行われ、東照宮の神様は、その日は二荒山神社にまります。
次の日(18日)の午前11時、三柱の神様を乗せた神輿は、約1200人のおともしたがえ、二荒山神社を出発し、神橋の近くにある御旅所おたびしょまで行き、御旅所祭おたびしょさいが行われます

本社神輿ほんしゃみこし(徳川家康公)三葉葵みつばあおい鳳凰ほうおう

左神神輿さじんみこし(豊臣秀吉公)三つ巴みつどもえ鳳凰ほうおう