−三猿の物語− |
(1)母子の猿 母猿は小手をかざし、遠くを見ています。これを見上げる子猿の表情は、親に対する信頼感に満ちています。子供の幸せな未来を願う母親の気持ちが表現されています。 |
(2)子猿三匹 (有名な三猿)「見ザル、聞かザル、言わザル」子供の頃は、悪いことを見たり、聞いたり、話したりしないで、素直な心のまま成長せよという教えです。 |
(3)座っている猿 (まだ一人立ちしていない猿)大人になることを「一人立ち」するといいますが、まだ座っています。これで立ち上がれば本当の「一人立ち」。 |
(4)上を見る猿 二匹の猿が上方を見上げています。右端の雲が青く塗られているから「青雲の志」を抱く、青年期の猿を暗示しています。 |
(5)崖っぷちにたたされている猿 (下を見る猿)人生にまっすぐ立ち向かいますが、崖っぷちに立つときも。「人生の曲がり角」。迷い悩む仲間を励ます友がいます。 |
(6)物思いにふける猿 恋愛中と思われます。愛を告白できずにいるのかもしれません。 |
(7)結婚した猿 二匹の猿の前に波が彫刻されています。二人で力を合わせ、人生の荒波を越えて行こうとしています。 |
(8)妊娠した猿 子猿もやがて母親になります。やっと親の苦労が分かります。そして、再び新たな人生(猿生)が始まることになります。 |