|
「鼻が長く、体が大きく、牙のある動物」と聞いて皆さんはどんな動物を想像しますか。そう、『象』です。三神庫の一つ『上神庫』の南側の妻には象が二頭彫刻されています。けれども東照宮が造られた400年前には、動物園があるわけではなく、下絵を描いたと言われる狩野探幽も本物の象は見たことがありませんでした。そのため象についての話を聞いただけで想像してこの象を描いたといわれています。そこで、ここの象は『想像の象』と呼ばれています。皆さんが見たことのある本物の象と比べながら見てみましょう。どんなところが似ていますか。また、どんなところが違っていますか。
象と獏はよく似ていますが、目と体にちがいがあります。よく見てみましょう。
|
|