神橋の歴史

☆神橋の建築けんちく

神橋@形状けいじよう
中禅寺湖ちゆうぜんじこから華厳けごんたきを落ちて流れる大谷だいやがわにかけられた、長さ28m、はば7.4m、水面からの高さ10.6mの橋

A視覚しかくじよう特徴とくちよう
雄大ゆうだい自然しぜんの景色の中で、太い木を用いたつくりの美しさと、やわらかい円弧えんこ構成こうせいされた優雅ゆうがな曲線による美しさ。漆塗うるしぬり弁柄べんがらしゆ朱色しゆいろが引き締める色彩しきさいの美しさ。この2つの美しさが合わさり、スケールの大きさと繊細せんさいさと優雅ゆうがさを印象いんしようづける。

B構造こうぞうじよう特徴とくちよう
山間さんかん渓谷けいこくに用いられた「はね橋」形式としてはめずらしい古い橋で日本三大奇矯さんだいききよう山口県やまぐちけん錦帯橋きんたいきよう山梨県やまなしけん猿橋さるはし)の1つに数えられている。
橋桁はしげたを「」と呼び、そのケヤキの大材のはしをがわ岸の岩盤がんばんに4mほどみ、両岸よりななめ上向うわむきにき出させその先を石の橋脚きようきやくで支えている。そして、中央部で両岸からの橋桁に短い橋桁を上からのせき骨組みをつく構造こうぞうとなっている。

C今後の課題
橋桁に使用されているケヤキ材をどのように調達していくかが今後の大きな課題である。